穀雨・葭始生｜正しさよりも
更新日：17.04.20
本日は野菜ソムリエ谷口さんによる料理教室でした。
毎月第三木曜日の15時半から開かれるこの催しはチラシも広告もありません。口コミであつまります。糧で一番安定している催しかもしれません（ぜんぜんHPで告知しなかったのですが今日は7名!!すごー）
参加者のみなさんもイキイキ勉強されています。
イベントを開くときにチラシやHPなどで告知をしなくても集まってしまうというのは信じ難い・・ほんとに？魔法なんじゃない？！って思ってしまう。こういう口コミレベルでイベントが開催されるのって谷口さんが永くこの地で暮らしていることや関係性をちゃんと築けているからこそなんでしょうね。
糧スタッフのほとんどがI・Uターンです。孫ターンの方もいます。
そしてこの地に住んでいる人は私たちのことを「Iターンの〇〇さん」「Uターンの〇〇さん」といいます。この言葉って枠でくくられているようでなんだか正直苦しいです。ただこれって言ってしまえば「Iターン」「Uターン」でくくられてしまうような活動しかできていないし、コミットも浅いんでしょうね。ただただ地域の人との関係性が築けていないだけなんだと思います。場をつくるだけじゃ足りない。まだまだちゃんと暮らせていないんでしょうね。その枕詞がとりはずされ「〇〇さん」と呼ばれた時、その人が、そして糧という場所が地域に認められる時なんでしょうね。
ぼくはちょっと前まで「I・Uターンっていわないでほしい、ただの引っ越しでしょ？」といっていました。これはI・Uターンアレルギーみたいなもので、言葉から逃げていたんでしょうね。新参者であるに変わりがないですよね 苦笑
先日、地域の「役」をいただきました。
そして地域の方と糧で一緒に活動する機会もふえました。
まだまだこの地にいて「はじめまして」の言葉を使う事がたくさんありますし
まだまだ糧もよちよち歩き。できないこともたくさんあります。
津和野初心者です。
基礎は地道につけていくもんですし
地道にやっていこうと思います。
＊
そうそう。日本一周を2年間かけてやっている方が糧に訪ねてきてくれました。
「糧」で賄い働きをさせてほしいということです、、おおぉう。すみません。HPを更新してなかった。
未来食堂さんでやっていた賄いシステムですが、なかなか形にするのを難儀していましてストップしています。その難しさってなんだろうと考えると何個か要因があるなーって思いまして
「スタッフのシフトを決める時期がはやいこと」
「賄いをだすだけの集客がまだはかれていないこと」
とかとか、やってみたら方向転換やアレンジの必要性がわかるもんですね。
賄いシステムを形にするにはもうちょっと時間がかかりそう。もうしばらくお待ち下さいー！
そうそう最近おもったんです。
理想の形って考えれば考えるほど大変。理想って「正しさ」に近いって気づきました。
「正しい」ことばかり目指していると義務とか法律っぽくなって息苦しいです。このブログも72候ごとに書こうと思ってやっていましたが、できないと理想主義者の自分にボコボコに打ちのめされます（笑
「正しさ（理想）」よりも先に「たのしさ」があるといいなーって思います。
他の言葉で言うと「お金」「コンセプト」よりも先にある「あそび」かな？
たくさんの人と活動するのって、いまをものすんごく楽しむ事、それなんだろうなーって最近思います。
＜穀雨・葭始生 4/20 曇り＞