Mailmag column0707|みんなでつくる中国山地主催 「未来の住まい」
更新日:22.07.07
雑誌、“みんなでつくる中国山地”が主催する「中国山地百年会議・未来の住まい」というイベントにワークショップスタッフ&ゲストスピーカーとして参加してきました。
北は山形、南は鹿児島と総勢50名を超えるメンバーが参加し、みなさん真剣に知識と技術を吸収していったようです。会場参加者のほとんどの人がこれから実際に古民家回収をしたり、フィールド作りを検討されている人。熱量が高い人たちの集まりっていうのはそれだけで面白いものです。
会場は岡山のパーマカルチャーセンター上籾(以下、パミモミ)という場所。
津山という便利な町は車で30分くらい行けばあるけども、パミモミはかなり山奥。糧もそれなりに「本当にあるの?」っていうリアクションをしちゃうくらいの場所だけど、この場所は、この場所を目掛けてこないと絶対に辿り着かない場所。この熱量をつくれる場づくりは本当にすごい。
支えられた暮らしで失われたもの、取り戻していくもの
「未来の住まい」というトークイベントでは、そもそも内容が壮大すぎたかも、、と主催の森田さんは終わってから反省していたけど、やっぱり多岐に渡る内容だし、語る人によって「未来の住まい」っていう観点はさまざまありそうな気がしたので、他の人の語りも聞いてみたい問いだなと思う。
みなさんにとっての「未来の住まい」って何ですか?
僕らのトークイベントでの着地は、「未来」っていうのは「過去」と「現在」というものがあり、なりたっているもの。過去も大切にしながら、未来へ繋いでいく。一連の流れ、繋がりを大切にすることが大切だよね。という話になりました。
便利なテクノロジーや消費システムに支えられていきている僕たちは、その支えられているが故に、部分でしか世界を把握できなくなってきている。暮らしが分業されていくことで歴史や文化の損失はきっと計り知れないのだと思う。
きっと今は、人が生物としていきていくのか、人が機械の一部として生きていくのかの分岐にいるような気がする。
話をしながらそんな危機感と、文化を取り戻そうとする未来の人材がたくさんあつまったこの会場への希望も感じ、ぼくも改めてがんばらなきゃなーと思うのでした。
津和野で、いじれる古民家ないかな?探してみよ。
パミモミマップ。右側の大切にしていく倫理を元に、フィールドづくりをする
パミモミでも苗のシェアしてたよー!こういうのやっぱ大事だよね*
壁に土壁を塗る方法をカイルさんにレクチャーいただく。土と藁と竹、それだけで家の壁ってつくれるんだよね。
これだけは学ばにゃ!と意気込んでずっとアースオーブンの近くにいました。薪次第だけど、1.5時間くらいでピザを焼ける温度になるかも。その後のカンパーニュもすごくいい形になってて感動。