未来の教科書のはなし(7)|DAY3|町に自分の好奇心を生み出したら
更新日:19.09.27
未来の教科書、DAY3では
『新しい教育の場から学ぶ、町の好奇心を生み出す方法』です。
「町の好奇心を生み出す」となると他人事な気がするので、
当日は『自分の好奇心を町にインストールする』をテーマに回をつくり
これからの町への関わり方を探求します。
今回の記事は、
住んでいる町に『自分の好奇心をインストールするとどうなるの?』といった事を事例をもって説明したいと思います!
自分たちの「楽しい」を突き詰めて町で遊んだ先にどんな姿があるのか。
その答えの一つが、埼玉県横瀬町の「川とサウナ」という事例にあります。
秩父市の東に位置する横瀬町は、人口8,300人ほどの町。津和野より少し多いくらいだけど、津和野と同じように自然豊かで気持ちのいい場所です。
この企画を主催しているのは、秩父市出身で渋谷などでウェブサイト企画などの仕事を行なっている橋本健太郎さんという方。
2019年2月からサウナにどハマりすると、週3〜4でサウナに行くようになります。そこから(詳しい経緯まではわからなかったのですが)横瀬にいる他の仲間を巻き込んで「サウナの後の水風呂代わりに川に飛び込んだら最高なのでは?」という発想の元、川辺に即席サウナを設置することに。
※引用元:ツイッター「川とサウナ@kawatosauna」
(ウェブ上でしか見てないけど、見てるだけでワクワク感がすごい)
川辺でサウナ、始めてみると超楽しい。定期的に開催して個人のSNSなどで拡散しながら「ロゴ作ろう」「ウェブサイトも作っちゃおう」なんて、自分たちがテンション上がることをどんどんやっていきます。だんだん注目度も上がっていき、参加してくれる人・コミュニティもどんどん拡大していっています。また「横瀬ってところがサウナでなんかやばいやらしい」と、町の認知度も同時に上がっているようです。
(映像見るともっとテンション上がるので、ぜひサイトも見てみてください)
他の地域に住む知り合いから「ここでもやってよ!」なんて声もかかり、出張してサウナを実施したりしています。すごい。
サウナへの参加費は1,800円。バーベーキューも実施することで付加価値をつけながら、お金を回し始めています。9月16日に行われたイベントでは、定員50名のチケットが完売していました(チケット販売してたページ)。
自分たちの「楽しい!」を突き詰めて、仲間・共感者を増やしていく。増やしながら「もっと楽しい」を考えてロゴ作ったりアップデートしたりしていく。そこから、どうお金を回していくか、なんてことも考えていく。
簡単にできることではないけど、こうやって「ただ楽しんでたこと」が、大きな動きになった、という事例を知っていると「あれ、何かやりようありそうだぞ」ってちょっと希望が持てたりする。
自分の内側にある「好奇心」を元に、周りを巻き込みながら町で遊ぶ、でいろんなことできるんだぜっていう参考までに、「川とサウナ」のご紹介でした!
津和野でもやりたいなぁ。
(文章:hiroki funayama)