整体庵 結び、松永さんの春の便り|春季の養生法②
更新日:21.03.04
こんにちは、整体師の松永です。
3月5日から3月19日は二十四節気の第3節、啓蟄(けいちつ)。
土の中で冬を越していた虫たちが、陽気に誘われ動き出す頃。虫たちだけではなく、私たちの身体も内からムクムクと動き出す季節です。
冬の間、寒さで縮こまっていた胸も徐々に拡がろうとしてきます。
拡がることで呼吸器系が活性化し、呼吸も深くなってきます。なので、この時期は積極的に身体をうごかして胸を開いてあげましょう。
ただ、「胸を開く」と聞くと、
多くの方は「胸を張る」と勘違いしてしまいがちです。
胸を張ろうとすると肘を後ろに引いて、両側の肩甲骨を寄せてしまいます。すると背中に力が入って肩が上がり、胸も文字通り「張って」しまうため、 かえって呼吸が浅くなります。
そうならないためには、肘を引かずに回しましょう!
肘を大きく回すことで肩甲骨も動き、それに連動して胸にも動きが出てきます。動くことで緊張が解けて、胸が拡がりやすくなるのです。
下のリンクのブログで肘回しのワークを紹介しています。
ご参照のうえ、ぜひ実践してください。
前々回のコラムでは肩甲骨を動かすために鎖骨の先端(肩峰)を動かすワークをご紹介しました。今回は肘を肩峰の延長のように使います。さらに大きく肩甲骨を動かして、思いっきり胸を開きましょう!