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02日々のことblog

Mailmag column0804|土中環境(大地の再生)の話

更新日:22.08.04

糧の本屋に新刊「よくわかる土中環境 高田宏臣著」が入荷しました。

「大地の再生」や「土中環境整備」などの言葉で聞かれたことがあるかもしれませんが、テクニックについても紹介された本は今まで無かったので、待望の・・!といった感じです。

 

昨日手元に届いたばかりなので、読みはじめで紹介しきれませんが、本でわかりやすく解説されているものを、Youtubeでも紹介しているというのが痒い所に手が届く感じでとてもありがたいなと思いました。上の画像は動画リンクになってるので、よかったら。

 

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いまの日本の土木を単純に表現すると「固めて抑えこみ、防災する」という方法で工作物をつくっている状況がありますが、大地を固めてしまった結果、土中内部での水空気の循環ができなくなり、水が地中に浸透しなくなって、表面を流れ、大量の水が水災害を起こすという状況を作り出してしまっています。

この土木の方法を新しく捉え直し、そもそもコンクリートなどで固めてなかった時代の自然との付き合い方を現代に蘇らせたのがこの「大地の再生」や「土中環境整備」の技術です。

まだ間に合う。小さなスコップからでもはじめられる土中環境整備

「大地の再生」という言葉の生みの親である矢野さんは、
「息をしている限り、まだ間に合う」と、言います。土木というと大きな重機を使って、整備するイメージがあると思いますが、移植ゴテという小さなスコップがあれば大丈夫。身近な自然を守る活動はどの世代でもできる技術なんです。

 

これから日照りが多くなってきますが、同じように線状降水帯の発生も増えてきます。自分の身近な暮らしを守るために、こういった技術を少しずつ身につけていくといいのかもしれません。