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03催しごとevent

ヒマラヤ旅 お話・交流会 〜 シェルパ族とパーマカルチャー

[開催期間] 2024年7月14日(日)10:00〜13:00

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生物多様性の宝庫とも言われるネパールでも
ヒマラヤ山麓は自然の優しさよりも厳しさが色濃い

そんな地域に住むシェルパ族たちは
古来からの伝統的な文化と農を営みつつ、

現代文明をどのように受け入れているのだろうか
その暮らしには私たちは何を感じるのだろうか。

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8000M級の山々が連なるグレートヒマラヤを超えて
チベット系民族・シェルパ族が移り住んだのは
たった400年前くらいだという。(日本では江戸時代の頃)

生物多様性の宝庫と呼ばれ、食が豊かなネパールの中でも
ヒマラヤ山麓は自然の厳しさが色濃く残る。
夏の雨季には洪水や土砂崩れ、冬の乾季には強い日差しと乾燥。
そして一年中、地震が頻発する地域。
彼らはその中でひっそりと慎ましい暮らしと厳かな宗教を営んできた。

1950年に134年間にも及んだネパールの鎖国政策が終わると
1953年にテンジン・ノルゲイとエドモンド・ヒラリーらがエベレスト初登頂を達成。
そして、それを機に1960年代に訪れたエベレストトレッキングブームによって
シェルパ族が住む山岳地帯に世界中の人々と現代文明が訪れる。

その厳しい世界の中で、彼らは歴史と伝統を守りつつ
急速に入り込んできた現代文明と向き合ってきた。
その豊かさの享受とともに多くのものを失ってきたのもまた事実だった。

私はこの28日間にも及ぶロングトレイルの旅の中で、
シェルパ族の人々と出逢い、暮らしを覗かせてもらい、
彼らとともに熱々のチヤ(ミルクティー)を飲んで話を聞かせてもらった。

子供たちと一緒に遊び、仲良くなった家族とキッチンで伝統料理を作り、夜には昔話を聞かせてもらった。
畑に精を出す村人に声をかけ、ときに尋ね、知恵を教わった。
先祖がどう生きてきて、彼らがどう生き抜いてきたのか。
彼らが語る物語には耳を傾ける価値が大いにあったのだ。

彼らに誰もパーマカルチャーを教えていないにも限らず
彼らの実践はまさにパーマカルチャーだった。

僅かばかり残された原生林とそびえ立つ神々の山嶺。
伝統的な暮らしを営む山岳民族と現代文明を生きる山岳民族。
土着宗教(ボン教)とチベット仏教が入り混じる信仰。
それらが織りなす物語と風景がここにはあった。

わたしはその合間と隙間を縫いながら旅をしていった。
そんな28日間の旅の物語をお話しします。

今回のお話会は私が一方的に旅の話をするのではなく、
集まってくれたみなさんと対話をしながら、
旅で得たメッセージを伝えていきたいと思います。

私と面識がある方は、無事の再会を祝って、
初めましての方は、新たな出逢いを祝って、
熱々のチヤ(ネパールミルクティー)を飲みながらおしゃべりをしましょう!
ぜひ、気軽に会いに来てください♪

<シェルパ族とは>
http://tiny.cc/nly5wz

<パーマカルチャーとは>
http://tiny.cc/sly5wz

【話し手紹介】
中尾佳貴 よしきんぐ

1987年3月 千葉県浦安市生まれ
千葉大学教育学部卒、上松技術専門校卒
タネを蒔く旅人(自然農法家)、木を植える木工家、パーマカルチャーデザイナー
都会の雑草から原生林の巨木までを物語でつなぐ旅人。

20歳の時に右膝の前十字靭帯を断裂し、手術・入院していたときに
アラスカを旅した星野道夫さんの「旅をする木」を読んでしまったがために、
退院後、リクルートスーツを買う予定だったお金をバックパックとカメラに換えて、山に向かう。
もちろん両親には就職活動をしているフリをして。

大学卒業後も就職せずに、アルバイトでお金を貯めては
国内や海外の原生林を旅する暮らしをしばらく続ける。
2011年にはヒッチハイクで日本一周、四国歩きお遍路などを経験。

2013年夏に長年憧れていたアメリカのジョン・ミューア・トレイルを4週間かけて一人でスルーハイク。
そのあとヒッチハイクでグランドキャニオンに向かっている最中にパーマカルチャーに出逢う。

2013年秋には、ネパールにある世界で最も美しい谷のひとつランタン谷を10日間トレッキングする。
そのランタン谷の最奥地の村で自然農を研究している木嶋利夫さんに出逢い、自然農の世界へ。

2016年より島根県に移住して、半農半木生活を送りながら、
空いている時間に全国を回りながらワークショップや講座を開催。

2022年より、原生林を旅するイベントやガイド業をスタートし、
2023年に10年ぶりに海外の原生林の旅を再開!
これから日本全国はもちろんのこと、海外の原生林やロングトレイルを旅しつつ、みなさんをガイドしていきます♪

<監修&執筆>
・自然農の始め方 現代農業2022年、2023年など
・ザッケン! 小学館 第1〜4巻

■概要

<定員&申し込み>
・10人
※申し込みフォームはこちら
https://forms.gle/UVUx8hgnMnXGPY7m6

<会費>
・おひとり 4000円 
※糧ランチ代込み(津和野野菜のビュッフェorスパイスカレー)

<会場>
・島根県津和野町 糧