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02日々のことblog

未来の教科書のはなし(2)

更新日:19.09.06

前の投稿から反応いただいた皆さんありがとうございますー!心強いです。
ひとまず9/16(月祝)の初回のイベントまでの間で、大江が直接チラシを運ぶ期限は終了。あとは実行委員会のみんなや友人たちから声かけがあるはず。みなさんどうぞよろしくお願いします。

僕自身は今日から京都で、糧の「服の販売部門」を進めるために研修にきています。『うさと』っていう服なのだけど、これだけ思い込めてつくってて、着心地がいいものは是非みなさんに知って欲しいと思ってます。いろいろ進めてまいります。

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今日は未来の教科書(2)と題して、実際未来の教科書はどんな学びになるの?という全体の雰囲気についてお伝えします。

9/16(月)場づくりの教科書
http://72recipes.jp/2019/08/19/fbc0916/

9/23(月)移住者の教科書
http://72recipes.jp/2019/08/22/fbc0923/

9/29(日)学びの教科書
http://72recipes.jp/2019/08/22/fbc0929/

 


 

<全体の流れのイメージ>

スクリーンショット 2019-09-06 7.58.52

未来の教科書の学びの1日のイメージは、図のU型の矢印のように進んでいきます。

このスタートが左上、矢印の先端が1日のゴール。①から⑥の流れで場を作れたらと思います。多分これは通常1日でできるものじゃないんだけど、今回は1日でやります。

①スタート時点が現在の自分「新しい問い」からはじめます
②他の視点を知る段階、先駆者の話を聞きます
③今までの持っていた自分の価値観を手放し
④過去を振り返りながら、新しい考えを自分に落とし込みます
⑤新しい価値観に気づき、それを形づくります
⑥自分なりのイメージを具体化し、次のアクションを考えます

そして、(A)の点線から上に、『Next stage』ということが書かれているのですが、これは具体化したイメージを再度自分ごととして落とし込み、より具体的なアクションを形作る生み出す時間です。
これは①から⑥の流れに参加された方が受けれる後日の『学び場』にしようと思っています。この学び場についてもスペシャルなゲストを呼べればと思っています。

9月の3回講座を踏まえて、今年中にやる『未来の教科書』の取り組みはここまでと考えています。来年度からはこの流れも踏まえつつ、大きい流れの中で作り込みをできたらいいなと思っています。

そして(B)の点線から上は、実際に発表の場。これはまだイメージはできてないのだけど、9月の回に参加した人たちとディスカッションしながら全体の設計をできたらと考えています。

そして、この大枠の流れの中で気をつけていこうと思っているのが2つあります。下ではこの2つについて書きます。

1)競争学習から離れ、協同学習に移行する
2)抽象度が高い質問から離れ、実体験に基づいた話ができる質問をする

 


 

1−1)競争学習から離れ、協同学習に移行する

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私たちが学んできた学校教育の場や、仕事場の在り方の多くは「勝ち・負け」に囚われていることが多いです。「勝ち」と思える人は絶対的に少なく、大半は「負け」という感覚を持ちながら暮らしている。思いたくはないけど、潜在的に「勝ち」の人たちに支えられて暮らしていると思って自信をなくしている人は多いのではないでしょうか?

「負け」と感じた人たちにとって、競争する場は苦手な場合が多いと思います。学校、仕事場、その競争の価値を常識だとして押し付ける人たち。こういう場って生きづらい気がします。孤独で不安が多い。

競争して人と比べる不安ある場所ではなく、安心して生きれるってどういう状態なんでしょうか?それは自分が一人の人として認められている状況なのではないでしょうか?何か劣っていても、大丈夫だよ、あなたも素敵なところたくさんあるよと皆んなが思っている環境。

それが「協同」の感覚。
今までは「競争学習」で一人ひとりがせめぎ合っていましたが、これからは「全員が成長していく」を理念としている「協同学習」の時代だと思っています。

誰かが全体から劣っていたとしても「全員が成長できる場」が理念だから支え合える。未来の教科書では、その場にいる全員が成長できるという感覚で学び合える学び場をつくれたらと考えています。

 


 

1−2)大人の学び、インプットを考える

スクリーンショット 2019-09-06 13.18.28子どもの頃の学びは図に書いたように、80%程がインプット(学習)で、20%程がアウトプット(テスト、受験)です。

子どもの学びはダイレクトに社会と繋がりにくいというのは今の教育の問題を考えるエッセンスかと思いますが、ここではその話は脱線するので今回は省きます。

スクリーンショット 2019-09-06 13.18.34

逆に大人の学び、これは20%程がインプット(学習)で、80%程がアウトプット(仕事、社会活動)。「走りながら学べ!」と上司から教わったことがある気がしますが、仕事や家事、子育てで落ち着いて学習できる時間は少なく、ほとんどの時間が実践に当てられます。経験値は上がるのだけども、環境次第で成長の度合いがかなり変わりそうです。
その環境というのは仕事場の雰囲気であったり、普段付き合う仲間の存在かと思います。「人生を変えたければ環境を変えよ」という話は学びの環境を変えるということにも繋がるのかもしれません。

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『未来の教科書』は協同学習という視点を入れ、学び場をつくりますので、他の参加者と話す時間を密に取り入れようと考えています。短い時間の中で、他の参加者の経験や視点を自分の価値観と融合させることができるように場を作っていきます。

 


 

2)抽象度が高い話から離れ、実体験に基づいた話ができる話をする

写真 2019-03-29 11 19 00のコピー

よく町づくりの会議で質問されるのが「何か困っていることはありませんか?」「町がどんな風になったらいいと思いますか?」といったこと。

その質問をされたとき、だいたいは抽象度が高い答えを返してしまうことが多い気がします。「大型のショッピングモールが欲しい」「コンビニが欲しい」とかそういうみんなが言っているという答えが帰ってくることが多いそうです。(近隣地域調べ)

その質問自体が悪いわけではないけど、その場次第では答える人自身の言葉としては上滑りして、議論も上滑りしていってしまいます。

そう言った話にならないためには、「自分は」という主語を忘れないことが必要だと思っています。その「自分は」の先を積み重ねて、大切なことに気づいたり、すぐに解決したい問題に気づいたりできます。自分ごとのプロジェクトを見出していくことの方が等身大の自分でいることができ、良い学びに繋がると思っています。

 


<全体のスケジュール>

こういった雰囲気づくりを考えながら全体のスケジュールをつくりました。
スケジュールはこちらです!

<※参加前、事前課題あり>
10:00〜10:25 『オープニング(未来の教科書の紹介、講師の紹介)』
10:30〜11:10 『1限:講演』
11:20〜12:00 『2限:講演』
12:00〜13:00  昼休憩
13:00〜13:50 『3限:work|ラーニング・スルー・ディスカッション』
14:00〜14:50 『4限:work|グループディスカッション』
15:00〜15:30 『チェックアウト|小テストなるもの』
15:30〜16:00 クロージング

ひとまず、今回の記事では、未来の教科書の全体の雰囲気についての話でした。また後日記事をUPします!まだまだ伝えたいことがたくさんあります。

9/16(月)場づくりの教科書
http://72recipes.jp/2019/08/19/fbc0916/

9/23(月)移住者の教科書
http://72recipes.jp/2019/08/22/fbc0923/

9/29(日)学びの教科書
http://72recipes.jp/2019/08/22/fbc0929/