Mailmag column0331|アースオーブンづくりから生まれる循環
更新日:22.03.30
今回のあたらしく取り入れていきたい循環の話は、アースオーブン!
先週は、岡山のパーマカルチャーセンター上籾のカイルさんに来ていただいて、3日間講座を開催しました。内容が細かいところまで隅々教えていただき、とーっても勉強になった。参加者のみなさん口々に「簡単だと思ってたけど、全然簡単じゃなかったですね〜」と笑いながら話をしてました。
アースオーブンをひとりでつくるとなると骨が折れる、そんなくらいの重労働だけど、これをコミュニティでつくれたらとてもいいシナジー効果があるんじゃないかなと思う。
材料も必要だし、道具も必要。つくるための人の手もたくさん必要だけど、そういうものがしっかり集まって作られていく状況がつくれたら、そのコミュニティはとてもパワーを持つんじゃないかなと思う。
昔は家づくりって集落で作っていたという話がある。
近くにいる大工さんや左官屋さん、屋根屋さん、材料屋さんなど専門職の人もそうだけど、近所の人たちが助け合ってつくる。今の時代にそういうことはほとんどないだろうけど、DNAにはこういう「助け合ってつくる」というものに対して心地よいという感覚が染み込んでいるのではないかと思う。
アースオーブンは一つの例でしかないけど、よりあって何かを生み出し、関係性が循環していくっていうのも大切にしていきたいものです。
アースオーブンとの関係性
ちなみに「アースオーブン」を動かすために、さまざまな要素が必要。
これは「アースオーブン」がもっている「ニーズ」なのだけど、このニーズを満たすためのことを準備すると暮らしとアースオーブンが身近になっていくと思う。
「ニーズ」
・木材が欲しい(できれば広葉樹の方が燃費がいいし美味しく焼けるよ)
・キッチンとか水場が近い方がいいな(パーティする時に使いやすいよ)
・近くにキッチンガーデンがあるといいよね(ピザに乗せたい具材を植えるといいかも)
・屋根(アースオーブンは濡れたくないし、パーティ中に突然の雨も避けられる)
・たくさん使って欲しいな
こういうふうにいろいろニーズを書き出してみると、物には『活かしあえる関係性』を求めていることがわかってくる。この欲求を満たしてあげて、関わる人も過ごしやすい場所に設置するとその場所がどんどん豊かになっていく。
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