Mailmag column0630|地域循環の家づくり 「掘立小屋」
更新日:22.06.30
津和野の木部地区で掘立て小屋づくりの見学にいってきました。
裏山の木を切り出し、皮を剥き、据え付けていく。
単純な構造だけど、家づくりの原点を見させていただきました。
そもそも昔の庶民の家というのは掘立て小屋であったそうで、こんな感じでと地域の人たちを巻き込みながらつくる。今回は生木だったから重機をつかってサクッとあげていたけど、昔はいろんな方法を駆使してたんだろうなぁ。
今回参加しながらの掘立て小屋メモ
・今の時期に杉の木を倒して、皮を剥いで乾燥させておくのがいい。
・つくるときは近くに重機動かせる人いるといいな
・柱は木製の捨てることになった電柱で防虫処理する
・土地が硬くないと柱がしっかり固定できなかったりする。
・建てる際は、最寄りの役場へ確認しにいく。農的利用のものだと建築物とみなされない可能性があるのと、用途地域次第でつくりかたが変わる。
良い学びって「本当に必要なものをつくる」という暮らしの現場での学びが多分一番あるんだろうなぁと思いました。日々の暮らしから「学びたい要素」を切り出し、用意された場所でやる学びは分かりやすい。けど、現場での体感は、「学びたい要素」に繋がっている様々な要素を感じることができるので、1つの学びで10個の学びを得ることができる。その方が、とても大事なエッセンスも一緒に学べる気がするんだよなあ。
ワークショップやイベントを通して「学びを共有する」ということをぼくらもやっているけど、その「学びの共有」の深さっていうののグラデーションというのも体感できて、もっと現場中心のイベントのつくりかたも考えたいな、と思いました。